スキャンした書類-1

これは、TBSドラマ「年ごろ家族」初顔合わせの時に全員頂く「ドラマの基本設定(背景)」です

アップしたページは1枚ですが、この背景説明だけで実に5ページぎっしり書かれています

その上で、各役どころの性格、過去の出来事、現状など事細かく設定してあります
これらを見て、俳優はその役を自分なりに反芻し、架空の人間像を作り上げ、その人に少しづつなりきっていくのです

台詞やストーリーに関係ない部分も考えます

例えば街を歩いていて似たような人を見たとき、「この役の人だったらどう考えてどういう気持ちで何をするのだろう」と、仕事というより自然とやる方が多いです

稀に、監督から直々に「原作は読まないでください」とか「あなたの考え方を反映させてください」のような注文があるときもあります

あと、本編にはすでに亡くなった設定になって役者さんはせいぜい写真でしか出てこない場合でも、その人物の幼少期から亡くなるまでの人生が書いてあることもあります
役の重要性によってその設定の細かさ、長さは変わってきます

ちなみに、僕の演じた「信二」はたった5行で説明されていましたwwwwww


とまあこれをベースとして、本編のストーリーを脚本家さんが考えるわけです
と言ってもリハ(本読み)で修正の嵐になり(あんまり大物先生が書いたものだとそのあたりの忖度があるのですが)前後の話に合わせて細かいストーリーや台詞が決まっていって、さらにそれを元に演者と監督さんの間で最終すり合わせが行われるのです(これは僕でもやりました。あまりにもお調子者の設定だったので、そうでない部分を混ぜ込む要望をよく出しました)

本当にガチのドラマはスタッフ含めみんなが同じ方向を向いていないと出来ない大変なものです