そもそも、どうしてこの番組が始まって、反響を呼んだか、考えてみましょう。

当時は、まだ生活弱者について、差別や不十分な環境が広がっていました。そこに、世間や行政の目を向けさせて、よりよい社会を作るのが目的でした。そのための手段としては、当時は非常に有効的だったと思います。

でも、時代は進化しました。

バリアフリーという言葉も、障がい者雇用義務化という状況も生まれました。

もちろん、まだまだ十分とは言えません。もっともっと国全体として進化する必要はあるでしょう。

でも、それを啓発する手段として、24時間テレビは必要なのでしょうか?

スポーツ学や医学的見地から見れば、明らかに危険で、しかも明らかに準備不足のタレントを、24時間マラソンさせる。これに何の意味がありますか?これを見なければ自分も頑張ろうという気持ちになれないのですか?我々は。

メインパーソナリティもそうです。24時間起きている必要ありますか?逆に寝る時間が用意されているのであれば、24時間放送する意味は何なんでしょうか?軽い休憩やわずかな仮眠があったとして、そもそも24時間生活弱者のための番組内容を放送しているのでしょうか?僕には到底そうは思えません。見る側にしたって、生活リズムを崩してでも夜中から明け方まで見る価値の物が本当にあるのでしょうか。子供たちに寝ないでそれを見せるに値するものなのでしょうか?簡単に言えば、録画してまで子供に夜中の放送を日中に見せたいと思いますか?

はっきり言いましょう。僕はもはや24時間テレビの使命は終わったと思います。今はインターネット、スマホ時代です。YouTube時代です。そっちで情報を集めるほうが、よっぽど有意義な映像を見られますし、感動もやる気も得ることができます。24時間テレビに出てくるたまたま選ばれた障がいを持つ子供が、何かをやり遂げる映像を見せられても、「あれだけお金とサポートかけてくれれば俺だって私だって出来るよ」としか思わないんじゃありませんか?

スペシャルドラマにしたって、もうおなかいっぱいです。分かってますよ、そういう方たちが実際に世の中にたくさんいるのは。元気だった人が突然不幸にも不治の病に襲われて、それでも必死に生き抜いて、家族や友人との葛藤や愛があって、力尽きて亡くなるんでしょ。で、実話を基にしてるんでしょ。

で、どうしろと?普通に生きられていることのありがたみを感じろと?そのためには日本中が涙するくらいの感動的な話じゃないと、効果ありませんよ。他でも似たような話はさんざん視聴者は見てきているんですから。

そういうのやりたいなら、僕らにも何かできることを示唆しないと、24時間テレビの趣旨にそぐわないでしょう。献血や、臓器提供、骨髄バンク、アイバンク…こういうことを結果的に啓蒙しないドラマは、ただのお涙頂戴で、僕らは何の役にも立てないじゃないですか。

24時間テレビは、役に立てる人がそれぞれの方法を見つけてどんどん役に立って、民間から福祉を良くするのが趣旨です。そのために、手っ取り早いのは募金だから、まずはそこからやってみよう、それから世の中を変えられるよう見識を広く深く持てるようにしよう、ってことじゃないんですか?

その為に僕らが知らなきゃいけないことは、生活弱者はどのくらい援助されてきているのか、行政はどこまで実効進化しているのか、足りないところは何か、など、まず現状を知り、問題点、課題点を見つけ、それを市民の声で国に訴えるにはどうしたらいいのか、どんな方法があるのかでしょう。日本は大災害に見舞われ、景気がバブルのころのようによくはありません。東日本大震災については、戦争復興並みの時間とお金がかかるでしょう。そういうのも全んぶひっくるめて手を差し伸べるなら、国際的な協力も必要かもしれません。逆に、日本の立場では、世界の待ったなしの貧困などの環境には、積極的に支援をし続けていかなければならないのです。そこにも多額のお金が使われます。それは我々の税金から出しているのですから、募金と同じです。

そのうえで、国内外に対して、募金を行い、ボランティアを行い、弱者に手を差し伸べる社会を作る、そうしてあらゆる意味での平和を維持拡張する、これが今を生きる我々の使命のひとつです。民主主義で、自由主義で、平和で、福祉に厚く、豊かで、利他的で、一切の差別なく、弱者にやさしく、教養の深い国づくりをするにはどうすればいいのか、それを考える手段として24時間テレビをどうしてもやるなら、NHKがやるべきでしょう。NHKは世界中にネットワークを持っています。日本人が寝る時間には世界の裏側に向けて放送内容を組み立てればよいのです。

長くなりましたが、「車いすを何台寄付しました」なんてのはもう古いんです。障がい者でなくとも、高齢化社会に車いすは必需品です。そんなのはもう市民も企業もさすがに国も分かっています。それよりも車いすで行き来できるような環境づくり、車いすを極力使わなくてもいいような体づくりの推進と、世の中は進化してきているのです。

最後にじゃにあっく!として、ジャニーズ事務所が事務所としても各グループ判断としても積極的に被災者支援や生活弱者支援をしているのは周知の事実です。ジャニーズOBですらそういう活動をしている人は少なくありません。今の程度の番組なら、わざわざ24時間も拘束して少しでも視聴率稼ぎに使うのはやめていただきたい。もういくらでも他に人材はいるでしょう。AKBとかEXILEとか。さんまさんとかでもいいじゃないですか。

今日は池上さんをメインにして日テレはチラ見かな。