さっきまで、久世さん製作の寺内貫太郎一家を見ていました。久世さんにはもちろんお目にかかったことはありませんが、コミカルな部分以外は僕の出ていた「年頃家族」に非常にテイストが似ていて、昭和の懐かしさを感じながら見ていました。

「年頃家族」はTBSの製作ではなく、木下プロの製作でした。木下プロというのは、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、木下恵介さんという偉大な監督の下作られた製作プロダクションで、現在はAVECとなっているかもしれません。(というのは、例の「喰いタン」の監督をされていた方が多分年頃家族の3rdADだった方だと思ったからです。お名前が一緒だったので、多分そうだと思います)

「年頃家族」も、頑固な親父がいて、職人の家で、先代から勤めるおやっさん的な人がいて、和風の一杯飲み屋の綺麗な若女将がいて、東京下町の話で、娘の結婚でエンディングを迎えるが、その直前にひと悶着起こって…という内容でした。だから、すごく似ているなあ、と思いながら見ていました。

拝見する限り、久世さんの作品には随所にコミカルさが散りばめられていながら、起用した俳優をも育て上げる、そんな家族的な、それでいてプロ的な印象を受けました。私は実際幼いながらもリアルタイムで見ていたので、余計懐かしく思われます。

木下プロ作品は、というより「年頃家族」は、僕のような演技の素人を起用するに当たって、クランクイン前にわざわざ2週間も割いてくださって、朝から晩まで演技指導を毎日繰り返して頂きました。当時はきつくて辛くて目が回る思いでしたが、初めてのビッグチャンスでもありましたし、そうそうたる俳優陣の中にあって恥をかいてはならない、事務所の看板も背負っているんだ、と思い、石にかじりつく思いで指導についていった思い出があります。

その時熱心に指導してくださった桜井監督、山田監督のご恩は今でも忘れるものではありません。最近はテレビでお名前を拝見することがほとんど無いので、後進の指導に当たられておられるのか、ご健勝であられるか、思いを改めてはせる次第です。

今、スカパーにTBSチャンネルというものがあるそうです。私のうちは残念ながらまだ未加入なのですが、昔のドラマ作品を沢山放送しているということなので、そのうち再放送してもらえないかなあ、と思う一晩でした。

久世さんのご冥福を心中よりお祈り申し上げます。

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